Prallels for Desktop2007/09/06 07:37

Parallels for Desktop build 5133
http://www.parallels.com/
 Parallels for Desktopを入れてみました。ゲストOSとしてインストールしたのは、余っていたWindows XP Home。BootCampで使っているWindows Vista Home Premiumとは別ライセンスです。Prallels for Desktop本体はプロトンが販売している日本語版ではなく、米Parallels社の英語版。15日間有効のトライアルキーで動かしております。
 Parallelsをインストール後、Windows XPをセットアップ。ネットワークなど基本的な設定を済ませた後、ひたすら更新をかけ続けます。ようやく適用できる更新がなくなったところで、ParallelsのメニューからParallels ToolsとKaspersky Internet Security 6.0をインストール。そうです、Parallels for Desktopには、セキュリティソフトも同梱されているのです。素晴らしい。
 現在、Intel Mac向け仮想PCにはParallels for DesktopとVMWare Fusionがありますが、個人的にはホームユースでWindowsを使うなら、Parallels for Desktopがお勧めだと思います。VMWareはWindowsの世界で定評のある仮想化ソフトですが、開発の方向性はエンタープライズ用途、という印象があります。確かに実績は豊富で、Parallels for Desktopと比べてもメモリ等のリソース管理も上手いのですが、便利な機能が搭載されているかどうか、という点においてはParallels for Desktopに軍配が上がる気がしますね。代表的なものが、コヒーレンスモードとスマートアプリケーションです。
 コヒーレンスモードはVMWare Fusionにも搭載されているそうですが、スマートアプリケーションは使ってみるとなかなか便利です。これは、Parallels for Desktop上で動いているWindowsのファイルを、Mac OS Xのアプリケーションで開くという機能です。具体的には右クリックメニューの「プログラムを開く」を選ぶと、そこにその拡張子に対応したインストール済みのMac OS Xアプリケーションが一覧されていますので、そこから開くことができます。Mac OS Xをメインに、Windowsをサブに利用する私にとっては、Mac OS Xで開けるファイルはMac OS Xで開いた方が便利なわけで、アプリケーションを二重にインストールし、さらにWindowsでの使い方を覚える必要もない、ということで重宝しています。
 ところでParallels for Desktopは10月にも日本語版Ver.3.0が発売されるそうですが、これは英語版のbuild 4560相当とのこと。現在英語版では、build 5133が公開されています。しかもお値段は日本語版がダウンロード販売で14,800円、英語版が10,170円。英語版をUSドルで決済すれば$79.99ですから、円高の現在では10,000円を切る価格になります。日本語版には日本語マニュアルが付属しますが、聞くところによるとこれがまた直訳そのままでひどい出来だとか……。
 ちょっとGoogleで検索すればParallelsの日本語での情報は色々と出てくるわけですし、買うなら英語版……と考えています。

動かなくなってます2007/07/14 09:00

http://kagebane.asablo.jp/blog/2006/10/31/581420
http://kagebane.asablo.jp/blog/2007/07/12/1648917
 QuickTime 7.2のQuickTime Playerで、一部のAppleScriptが動かなくなってます。
 具体的にはsaveコマンドの仕様が少し変わったようで、今まで動いていたスクリプトがNSInternalScriptErrorを吐いて停止します。あるいはQuickTime Playerが無反応になります。

NSInternalScriptErrorが出るパターン
save self contained document 1 in new_file
save self contained document 1

無反応になるパターン
save document 1 as self contained in new_file
save document 1 in new_file

シートパネルでリターンキー押下してやれば動くパターン
save document 1 as self contained
save document 1

 最後の二つはリターンキーをユーザーが押してやらねばなりませんし、独立再生形式、参照形式の指定もユーザーが行わなければなりません。GUI Scriptingで操作してやればちゃんと動くみたいですが、それはスマートではない。秒数の調整とか、やってられません。
 さて、どうしたものか……。

AUTOMOUNTとdiskutil2007/07/12 23:25

 最近Mac miniのディスク構成を少し変更しまして、普段は外付HDDからMac OS Xを起動するようにしました。内蔵HDDはパーティションを二つに分け、片方にはMac OS Xを、もう片方にはWindows Vista Home Premiumを入れてあります。つまり、

内蔵HDD1→Mac OS X(緊急起動・バックアップ用)
内蔵HDD2→Windows Vista Home Premium
外付HDD→Mac OS X(通常利用)

という構成です。
 ここで少し目障りになるのが、内蔵HDDの存在です。普段は使いませんから、デスクトップには出てきて欲しくないところです。省エネルギー設定で使わないHDDはスリープさせるようにしてありますから、できればマウントもして欲しくありません。
 Mac OS Xの /etc/hostconfig ファイルには、「AUTOMOUNT」というパラメータがあります。デフォルトでは「YES」となっていますので、試しに「NO」にしてみました。……でも、マウントされてしまいます。 /etc/fstab ファイルの編集も試してみたのですが、やはりマウントされてしまいます。どうやらTigerは、このどちらでもない仕組みで起動時のマウントを行っている模様です。
 単純にデスクトップから消したいだけなら、Finderの「環境設定」にある「一般」から、「デスクトップに表示する項目」の「ハードディスク」のチェックを外すだけで済みます。起動ボリュームは必ず表示されますので、その他のボリュームの表示を消すことができます。しかしこれは、表示されないだけで、マウントはされたままです。
 というわけで私は、LaunchAgentでログイン時にスクリプトを走らせ、毎回アンマウントを行うという方法を取ってみました。AppleScriptでのアンマウントも試してみたのですが、どうやら内蔵HDDは素直にイジェクトされてくれないようです。Automatorも含め、「eject disk」を行っても無視。「move to trash」だとエラーが出ます。
 まず /etc/local に以下のような内容のファイルを置きます。場所は /etc/local でなくとも構いませんが、アクセス権のある場所でなければいけません。内蔵HDDの二つのパーティションの名前は、それぞれ「Windows HD」「Macintosh HD」です。
/usr/sbin/diskutil unmount /Volumes/Windows¥ HD
/usr/sbin/diskutil unmount /Volumes/Macintosh¥ HD
 これを「unmounthd」という名前で保存します。例によって、名前は何でも構いません。次に /Library/LaunchAgents に、以下のようなプロパティリストを置きます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple Computer//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
    <key>Label</key>
    <string>jp.takchabo.unmounthd</string>
    <key>ProgramArguments</key>
    <array>
        <string>/usr/local/unmounthd</string>
    </array>
    <key>RunAtLoad</key>
    <true/>
</dict>
</plist>
 「jp.takchabo.unmounthd」の部分は何でも構いませんが、名前の衝突があるとダメです。多分。 /usr/local/unmounthd の部分は、先ほど保存したファイルをフルパスで記述します。これを「unmounthd.plist」という名前で保存。ファイル名は何でも構いませんが、拡張子は「.plist」にしておきます。
 これで再起動、あるいは再ログインすると……ログイン時に一瞬だけデスクトップに内蔵HDDが表示されますが、すぐにアンマウントされるはずです。

QuickTimeムービーにチャプタを設定する2007/07/12 23:18

http://www.applesolutions.com/bantha/MH.html
http://js8media.com/moviechapterizer/
 あまり知られていないのかもしれませんが、QuickTimeにはムービーファイルにチャプタを設定する機能があります。iTunesもこのチャプタ機能に対応しており、チャプタ付きムービー再生時にはムービーコントローラの部分にチャプタを選択するポップアップメニューが表示されます。また、早送り・巻き戻しボタンを用いて、ザッピングも可能です。Front Rowでもやはり、Apple Remoteを用いてザッピングを行うことができます。
 さてこのチャプタの設定、面倒なのはチャプタファイルの記述です。要するにテキストファイルにチャプタポイントをシコシコと書いていくわけですが、これが非常に面倒。というわけで、チャプタの設定はそれ専用のソフトを使うのがお手軽です。
 私の知る限り、QuickTimeムービーにチャプタを設定してくれるMac OS X向けソフトは二つ。「Metadata Hootenanny」と「Movie Chapterizer」です。前者はフリーウェアですが、PowerPCバイナリのみで不安定。特にムービー書き出し時によく落ちます。後者は$15のシェアウェアで、安定はしているのですが、未レジストではチャプタを二つまでしか設定できません。また、日本語のチャプタ名は文字化けを起こすため、これまたレジスト済みのQuickTimeプレーヤでムービーのプロパティをいじってやるひつようがあります。
 帯に短し襷に長しというわけで、個人的なお勧めは、「Metadata Hootenanny」でチャプタファイルを作成し、QuickTimeプレーヤでチャプタを設定するという方法。「Metadata Hootenanny」の1.1.4では、QuickTimeプレーヤでそのまま読めるチャプタファイルを書き出せますので、レジスト済みのQuickTimeプレーヤさえあればムービーにチャプタを設定できます。
 QuickTimeのProキーなんて持ってないよ!という人は、AppleScriptを使いましょう。これまたあまり知られていないのかもしれませんが、QuickTimeのProキーがなくとも、AppleScriptからはQuickTimeの全ての機能が使えます。Proキーというのは要するに、QuickTimeの制限を外すものではなくて、QuickTimeプレーヤの制限を外すものなんですね。
 ムービーにチャプタを設定するAppleScriptは下記の通り。実行するとムービーファイルとチャプタファイルの場所、およびファイルの保存先を訊かれますので、それらを指定してやるとムービーにチャプタを設定してくれます。日本語のチャプタ名にも対応してます。
on run
    activate
    
    set movieItem to choose file with prompt "ムービーファイルを選択してください" default location (path to home folder) without invisibles
    set textItem to choose file with prompt "チャプターファイルを選択してください" default location (path to home folder) without invisibles
    set saveFolder to choose folder with prompt "保存先フォルダを指定してください" default location (path to movies folder) without invisibles
    
    tell application "QuickTime Player"
        launch
        activate
        stop every document
        close every document saving no
        
        open the movieItem
        tell document 1
            set the trackList to the name of every track
            set the ownerTrack to choose from list trackList with prompt "チャプタを設定するトラックを指定してください"
            set the ownerTrack to the ownerTrack as string
        end tell
        
        set the openStatus to open movie in new player
        set open movie in new player to true
        open the textItem
        set open movie in new player to the openStatus
        tell document 1
            set the name of track 1 to "Chapter Track"
            rewind
            select all
            copy
            select none
        end tell
        close document 1 saving no
        
        tell document 1
            select none
            rewind
            select all
            add with scaled
            select none
            rewind
            select at 0 to 0
            set preload of track "Chapter Track" to true
            set enabled of track "Chapter Track" to false
            set chapterlist of track ownerTrack to track "Chapter Track"
            set language of track "Chapter Track" to "Japanese"
            
            set enabled of track "Chapter Track" to true
            set enabled of track "Chapter Track" to false
        end tell
        
        set file_name to name of document 1
        set new_file to ((saveFolder as text) & file_name) as string
        save self contained document 1 in new_file
        close document 1 saving no
        quit
    end tell
end run

HFSExplorer2007/07/12 22:13

http://hem.bredband.net/catacombae/hfsx.html
 Intel MacでBootCampを用いてWindowsを利用している人は多いと思いますが、そうなると問題になるのがファイルのやり取りです。WindowsにあるファイルをMac OS Xから読み出す際は、Mac OS XはNTFSを読むだけならできますので、問題はありません。逆のパターン、Mac OS XからWindowsへファイルを移す際に困ることになります。
 解決策その1は、ドライブをFAT32で初期化すること。Mac OS XはFAT32であれば読み書きが可能ですので、ファイルをやり取りできるようになります。しかしFAT32はすでに「廃れた」ファイルシステムであり、NTFSと比べるとファイルが壊れやすいという欠点もあります。
 解決策その2は、他のメディアを用いること。具体的には、NASのようなストレージになるでしょうか。しかし他に用途があるならともかく、Mac OS XとWindowsでたまにファイルをやり取りする程度のことで購入するのは、あまりにお金がもったいない。
 解決策その3は、インターネット経由です。例えばMac OS XからISPのウェブスペースや、メールを用いてサーバへアップロードしておき、Windowsでダウンロードする方法。しかしこれは、非常に面倒です。おまけに、場合によっては日本語ファイル名が扱えません。ZIPで圧縮したとしても、Mac OS XではZIPアーカイブ内のファイル名にはUnicode、WindowsではシフトJISを使いますので、やはり文字化けします。
 解決策その4は、MacFUSE、あるいはMacDrive7を用いること。MacFUSEはオープンソースのフリーソフトウェアで、Mac OS XからNTFSを読めるようにするものです。しかしバイナリは配布されていませんので、ソースコードを入手して自前でビルドする必要があります。やってできないことはありませんが、非常に面倒です。MacDrive7はWindows用のパッケージソフトで、Windows上でHFS+のボリュームをマウントするもの。ベストな選択ではありますが、お金がかかります。頻繁にファイルをやり取りするならお勧めですが、そうでもない場合は無料で済ませたいものです。
 そこで解決策その5、「HFSexplorer」を用いる、となります。これはJavaで書かれたWindows用のオープンソース・ソフトウェアで、WindowsからHFS+のボリュームを閲覧するためのものです。Java実行環境、すなわちSun MicrosystemsのJava 2 Runtime Environmentが必要になりますし、ボリュームとしてWindowsにマウントする機能もありませんが、少数のファイルをやり取りするだけなら、これで十分でしょう。内蔵HDDだけではなく、FireWireで接続した外付のHDDも読めますし、日本語ファイル名も概ね問題ない模様です。